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■肌のブツブツやかゆみ…それ、あせもかもしれません
汗をかいた後、首や背中のかゆみ、赤いブツブツが気になった経験はありませんか?
夏が近くなると、お子様やご自身の肌トラブルに関するご相談をよくいただきます。この記事では、あせもの原因や具体的な症状、かゆみが起こる仕組みについて分かりやすく整理しました。
この記事の要点まとめ
- あせもは汗管が詰まり汗が周囲に漏れ出すことで、炎症やかゆみが生じる肌トラブルです
- 症状は「水晶様」「紅色」「深在性」の3タイプがあり、かゆみの強さや見た目が異なります
- かゆみが数日続く場合や広範囲に及ぶ場合は、皮膚科への相談が勧められています
■あせもの原因|汗が肌の中にたまるメカニズム

◎汗管が詰まって炎症が起きる仕組み
肌には「エクリン汗腺」と呼ばれる器官があり、汗を皮膚表面へ排出する役割を担っています。ところが、大量の汗をかいたり出口がふさがれたりすると、管の途中で汗が詰まってしまうことがあります。
行き場を失った汗が周囲の組織に漏れ出し、刺激となって炎症やかゆみを引き起こす――これがあせもの基本的なメカニズムです。
◎あせもができやすい条件と部位
あせもは以下のような条件で発生しやすくなります。
- 高温多湿の環境で長時間過ごす
- 通気性の悪い衣類やおむつを着用している
- 体温が高い状態が続いている
首まわり、肘の内側、背中、脇の下など蒸れやすい場所に生じやすく、大人の方でも夏場やスポーツ後に発症するケースは珍しくありません。
■あせもの症状と種類|かゆみの強さで異なる3タイプ
あせもは汗が詰まる深さによって症状が異なり、主に3つのタイプに分けられます。
◎透明な小さい水ぶくれ(水晶様汗疹)はかゆみが少ない
皮膚のごく浅い層で汗が詰まるタイプです。透明な水ぶくれが現れますが、かゆみはほとんどなく、数日で自然に落ち着くことが多いとされています。
◎赤くてかゆい発疹(紅色汗疹)が最も多い
一般的に「あせも」と呼ばれるタイプがこちらです。赤いブツブツが密集し、強いかゆみやチクチクした刺激を伴います。無意識に掻き壊してしまうと症状が広がる可能性があるため、注意が必要です。
◎肌色の平らなブツブツ(深在性汗疹)は見落としやすい
皮膚の深い層で詰まるため赤みが目立たず、肌色のブツブツとして現れます。かゆみは少ないものの、広範囲に及ぶ場合は発汗機能に影響を及ぼす可能性も指摘されています。気になる場合は早めにご相談ください。
■あせもと間違えやすい症状|よくある誤解と見分けのポイント
◎「汗かぶれ」はあせもとは原因が異なる
混同されやすい「汗かぶれ(汗荒れ)」は、汗に含まれる塩分などが肌表面を刺激して生じる接触性の炎症です。
あせもと似た印象を受けますが、ブツブツが少なく面のように赤くなる傾向がある点が見分けるヒントになります。
◎かゆみが長引くときは皮膚科への相談が安心
以下のような場合は、皮膚科で診てもらうと安心です。
- 数日たってもかゆみや赤みが引かない
- 掻き壊して膿や痛みが出ている
- 発疹が広範囲に広がっている
愛知郡のわごうヶ丘クリニックでは、月・水の午前中に皮膚科診療も行っております。
当院の外来診療は原則予約制ですので、事前にWEB予約やお電話で診療予約のうえご来院ください。予約なしの受診も可能ですので、症状の判断に迷う段階でもお気軽にご相談ください。
■よくある質問
Q. あせもは大人でもできますか?
A. はい、大人の方にも見られます。とくに汗をかきやすい夏場や運動後、通気性の悪い衣類を長時間着用している際などに発生しやすくなります。
Q. あせもと湿疹はどう見分ければよいですか?
A. あせもは汗をかきやすい部位に小さなブツブツが密集して現れるのが特徴です。一方、湿疹はさまざまな原因で起こり、症状の出方も多様なため、見た目だけでは判断しにくいことがあります。迷われた際は皮膚科での受診をおすすめします。
Q. あせもは放っておいても大丈夫ですか?
A. 水晶様汗疹のように軽度のものは自然に落ち着くことが多いとされていますが、赤くてかゆい紅色汗疹を掻き壊してしまうと、とびひ(伝染性膿痂疹)につながるケースもあります。かゆみが続く場合は、早めにご相談いただくと安心です。
Q. 子どもにあせもができやすいのはなぜですか?
A. お子様は大人と比べて体の表面積が小さいにもかかわらず、汗腺の数はほぼ同じであるため、汗腺の密度が高い状態にあります。そのぶん汗が詰まりやすく、あせもが生じやすいと考えられています。
愛知医科大学卒業
愛知医大第一内科
袋井市立袋井市民病院
聖霊病院
内科・消化器内科
聖霊病院 医務局長
三九朗病院 内科・消化器内科
2016年
わごうヶ丘クリニック 院長
日本消化器病学会
日本消化器内視鏡学会
日本人間ドック学会・認定医
日本医師会・認定健康スポーツ医
日本医師会・認定産業医
日本スポーツ協会・スポーツドクター
NPO法人日医ジョガーズ連盟(ランニングドクター)
点滴療法研究会
